• ・幹部インタビュー

    高い「画力」でクライアントの心を掴み続ける

  • 野村 義一

    Yoshikazu Nomura

  • 株式会社HONEST

    制作部 雑誌制作

    Art Director

  • Profile

    1999年入社。デザインに関しては全くの未経験からのスタート。 特技のイラストを活かしながらさまざまな仕事を通して地道に デザインを学び、2014年クリエイティブディレクターに昇格。 また同年、全国表彰式にて「最優秀デザイナー賞」を受賞。 休日はデザインとはかけ離れ、二人の子供と遊んだり手料理を 振る舞ったりして過ごす。

  • All About AWcorporation

    ●事業内容
    広告代理業、WEB・雑誌の編集、デザイン
    ●取扱WEB媒体
    ・シティヘブンネット・ガールズヘブン・ナイツネット 他
    ●取扱紙媒体
    ・シティヘブン東海版・シティヘブン北陸版・シティヘブン新潟版・ホットヘブン東海版・東海ナイツ・PiPimix 他
    ●概要
    設立    1998年8月
    代表者    代表取締役 駒田雄一
    従業員数    96名
    資本金    1000万円
    売上高    54億630万円(2016年4月)

たくさんの人と競争しないと、新しいものは生まれない …

よく、デザインに関して「斬新なものを」っていう注文があったり「どうしてそんなアイデアが出てくるんですか?」という質問があったりするんですが、何か目新しいモノっていうのはまず、世の中の色んな事に何かしら興味を持ってないと出てこないですよね。…でもそれってスゴく難しくないですか?
自分の趣味・趣向には好き嫌いがあって、興味がスゴく偏るなんていうのは普通にありますし、好きでもない事の為に時間を費やすなんてちょっとやそっとじゃできないですよね。

要は一人であれこれ考えても新しいモノを生み出すには限界があるって事です。天才で無い限り(笑)

ところで、会社にはたくさんのデザイナーが在籍しています。
色んな趣味、個性をもった人達が色んなデザインをして…というのを身近に感じながら仕事をしている感じです。時には「コンペ」という形で競い合う事もあるので、同じテーマでありながら色々なアイデアがあるんだな…という風に他の人から刺激を受ける事も多いです。世の中にいる顔の見えないデザイナーの考えている事なんて、よほどのコトがないかぎり知る事はできませんが、会社にいるデザイナーのものの考え方、アイデアは直接聞ける環境にあるし、競い合う事で自分のデザインの幅を広げる努力もできます。

PCの前で一人黙々と作業してる印象のあるデザイナー…でもデザインは一人でやっているわけじゃないんです。

特技を活かしたデザインで認められる事とは

デザイナーという仕事に就いている人または興味の有る人なら誰でも自分で得意だと思っているコトや好きな事、特技があったりしますよね?
ただそれを仕事に結びつけるのは実際ナカナカ難しいと思います。例えば僕の場合はイラストを描くのが得意だと思っていました。
入社時の面接の時も「イラストが描けます」というようなことをアピールしていましたね(笑)
ただ実際仕事でイラストを描く機会があってもクライアントに喜ばれるモノが描けてるかどうかはしばらく自信が持てませんでした。趣味で描くのであればどんなイラストでも良いと思うんです。でも仕事で描くとなるとイラストのタッチも見る人によって好き嫌いもありますし、ニーズに合ったタッチで描くべきです。

「女性が好きそうなタッチで」と言われてもそれがどういうものなのか分からず、普段は見向きもしない女性誌や少女マンガを見てみたり…という感じで、特技を活かすにも色々勉強する必要はあります。
ただそうやって試行錯誤したもので「いいね!」という反応がもらえた時っていうのは本当に嬉しいものです。
また、その仕事で得た経験や知識を他の仕事にも活かしていく事ができてくると色んな仕事を任されるようになり、自信もついてきます。

得意分野や特技を活かすのは簡単そうで難しいですが、それを伸ばしたり活かすチャンス、環境も会社にはいっぱいあります。そして認められる喜び…デザイナー冥利に尽きますよ。